<登場人物>
シェリー(17):父に代わり、辺境伯代理として多忙な毎日を送る。
ケンニヒ(19):シェリーの従兄であり、臣下。幼い頃から一緒に育つ。
ケンニヒにはたまにシェリーがこう映る、という話です。
彼にとって年下の主は、何を言ってんのか知んねーが、言いたいこたぁ分かる、そんな相手です。伝わりますでしょうか、このニュアンス。
あるいは猫のように気まぐれとか、わがままとか、引っ付いてくるとか、やかましいとか、狭い所と高い所が好き、とか。猫のように可愛いかは……微妙。そもそもケンニヒにとって、猫自体が可愛い生き物ではないようです。