死体! 死体! 死体!
古来、北方は死せる魂の住まう国と伝承されていたが、これ程のこととはいったい誰が想像しただろうか。
彼の地では道ばたから戸口に至るまで死体が溢れ、人々は家畜のように死体を引き連れている。
市場には死体が並べられ、客はあれとこれを子細に比べながら一つないしは二つ以上を選び、すぐ隣の死体の加工屋へと運んでいく。その気軽な様と言ったら、まったく不道徳などここには存在しないかのようである。
―――エヴィシラ・サール 『旅行記』より
エヴァの操る死体を単独で描いてみました。服の下はこんな感じ、というイメージ・設定画の意味も込め。
外見は基本的には普通の人間と変わりません。むしろ身体を流れる霊液がピンク色なので妙な血色が。メンテナンス用に体毛は剃るのが普通。頭と腹の継ぎ目もメンテ用。
左は多分エヴァの姉か妹。屍術及び医術の技術を持った死体なので、相当古いけれども修復しつつ大事に使ってます。額のマークは所有印。
縫い目は迷ったんですが、エヴァの性格を想像して、異様に細かくしてみました。