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話せば長くなりますが、「2/3スケール ダッブくんクッション」を作ることに成功しました。

 右側は試作品、左が完成版となります。

 どうしてこれを作ろうと思ったかは、こちらの記事をご参照ください。
 かいつまんで説明すると、たまたま目に入った広告でオリジナル柄のクッションが作れることを知ったものの、ちょっと高いなーと思ったためです。実際自分で作ってみると、手間賃と送料を考えると納得のお値段だったのですが。
 とにかく作れてしまったので、作り方を公開します。
 私は、普段手芸はまったくしません。スキルは低いです。それでも手間と暇をかければ、それなりに納得できるものが作れました。かんたん。
 さあ、お部屋に「2/3スケール ダッブくんクッション」をお迎えしたい方は、手芸屋へGO!!

※ 注意 ※
 個人で楽しまれる分には、ご自由に何個でも作っていただいて大丈夫です。
 譲渡に関して、
・作ったクッションを友達にあげる
・友達の代わりに作って材料費をもらう
 くらいは構いませんが、手数料を取って売ったり、不特定多数に譲渡したりはしないでください。

 ホントに作ったよ! という方は、写メでも送っていただけるととても嬉しいです。

 手芸は苦手、時間がない、という方は、3800円払って上記の業者に頼む方法もありますので、改めて直接メールでアハト(acht@2x2x2.sakura.ne.jp)にお問い合わせください。
 お問い合わせ→業者に頼む用のデータをお渡し→ご自分で発注していただく、という形になります。
 自作用の画像データは、そのままでは業者に頼むことはできません。
 なお業者に頼む場合は、サイズ上限の都合上、完成品は一回り小さくなると思います。


「2/3スケール ダッブくんクッション」の作り方

 不明な点や、間違っている箇所がありましたら、メール(acht@2x2x2.sakura.ne.jp)か、匿名可のweb拍手でお問い合わせください。

 〔費用〕
約2000円

 〔所要時間〕
2〜3時間

〔できあがり寸法〕
 だいたい25cm×40cm
 小脇に抱えるのにちょうどいいくらいのサイズです

 〔必要なもの〕
・インクジェットプリンター
・アイロン
・プリント転写紙 A4 4枚
・木綿の白い布 30cm×90cm
・ワタ 300g
・糸と針(ミシンがあればなおさら良し)
・ダッブくんへの愛情

○ プリント転写紙 A4 4枚
 プリンターで印刷した図柄を、アイロンで圧着させることで布地に転写できるもの。
 電器屋で買えます。私はELECOMのこちらの製品を使いましたが、他の会社のものでも問題ないと思います。
 取り扱いやプリンターの対応については、商品の説明をご覧ください。

○ 白い布 30cm×90cm
 プリント転写紙の多くは、転写できる素材を木綿に指定しています。実際には、お使いの転写紙の説明に従ってください。
 私は真っ白のものを使いましたが、クリーム色など薄く色のついたものでも、雰囲気が変わって面白いと思います。
 生地は厚すぎず薄すぎず……私はツイルという織り方の布を使いましたが、お好みでいいと思います。ただし、デコボコした素材は転写紙に向きません。
 900円/mくらいでした。30cmなので約300円。

○ ワタ 300g
こういうの。
 ものによって品質や値段が変わるみたいですが、すみませんよく知りません。900円くらいでした。

 〔作り方〕

0.転写紙の取り扱いは、商品の説明書に従って下さい。

1.こちらから必要なファイルをダウンロードし、解凍して下さい。
 フォルダを開けると、「転写用」の画像が4枚、「型紙」が4枚入っています。
 転写紙の説明に従って、転写用のファイルを印刷して下さい。上下左右5mmの余白を設けていますが、お使いのプリンタの余白がそれ以上の場合は、縮小等で対応して下さい。

2.転写紙が乾くのを待つあいだに、型紙を作ります。
 A4に印刷して、貼り合わせます。

3.転写紙が十分に乾いたら、周囲を切り落とします。
 転写紙を布に転写したときのペタペタした触感を最小限に抑えるなら、絵のギリギリで切った方がいいですし、強度を上げ色落ちを防ぐためには、多少余白を保たせた方がいいのかもしれません。
 写真は、途中でどちらにするか迷ったためにギリギリで切ったり、余白を空けたりしています。
 体と胴体をつなぐ首の部分だけは、なるべく隙間を空けたくないので、ギリギリで切ってください。

4.転写の準備をします。
 一応、布の下に型紙を置いて位置を合わせたりしましたが、単純な図柄なのでそう神経質にならなくても大丈夫です。

5.布に転写します。
 転写の方法については転写紙の説明書に従って下さい。くれぐれも従って下さい。適当にやったり手順を省略したりすると、失敗します(経験者)。

6.転写が終わったら、型紙を布の下に置き、アウトラインをなぞります。

7.アウトラインに沿ってていねいに切り取ります。ふちは最終的に内側に隠れる部分ではありますが、適当にギザギザに切ると手触りが悪くなるかもしれません。

8.表と表を合わせて、まち針で止めます。
 さらにていねいに仕上げたい人は、しつけ糸で縫ってください。私は面倒くさがりなので省略しました。ツイルがわりとしっかりした生地で、よれが少ないので。

9.5mmほど内側をミシンか手で縫います。
 写真はなんか丈夫になる気がしてジグザグ縫いにしてますが、結果的に特に意味はありませんでした。普通に縫って大丈夫です。かがり縫いならなおさらいいと思います。
 ワタを入れるため、お尻の方は手が突っ込めるくらいに開けておくのを忘れずに。

10.袋状になったものを裏返すと、こう。ご対面。

11.ワタをむしっては入れ、むしっては入れます。量はお好みで。入れれば入れるほどダッブくんがしっかりした抱き心地になります。
 仕上がりにこだわるなら、ていねいに均質に入れるべき。

12.ワタを詰め終わったら、お尻の口を、縫い目を内側に隠すラダーステッチで閉じます。
 縫い方はこちらなどをご参照ください。

13.できあがり

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