Double Ped.
 〜奇形っ子未来編ホモ話

 <初めに>

・奇形っ子6人組の内の一人が大人になって同性と付き合い始めました。
・子供時代と違って下ネタ多めです。
・受け攻めは可変です。
・画質は落書き以上本気絵未満です。
・物語内の時系列順という並びのため、新旧絵柄が混在してます。

 Double Ped.を略して『DP.』、読み方は“ディー・ピー・ドット”とか“ディーピー”とか“ダブペド”とか適当です。
 Ped.はPedestrianの略で歩行者の意。
 いつも一緒に歩いてる二人組というイメージでつけました。二人の名前の頭文字を文字りつつ。

登場人物
2人のライフスタイル
時系列
幼なじみ達

 
 <登場人物>

 ダッブ・ブラン
 バツイチ。まだ二十代。生まれつき、四肢と体毛がない。翻訳家。
 ある女性と結婚して離婚した数年後、年下の友人だと思っていた男から愛の告白を受け、関係を許諾した。全てにおいて受け身で一見周囲に流されているように見えるが、その根底にあるのは、他者がどう関係しようと揺らぐことのない究極のマイペースである。
 相手の性別を気にしないほど、自身の性に関しては淡白で無関心。自発的に性的欲求を持ったことがほとんどない。外部からの物理的な刺激があれば興奮するが、事の最中でさえ異様に冷静で都合のいい想像力が一切働かないため、射精には相当時間がかかる。ただ後ろの方はとても敏感。
 頭部と眼の保護のため、外に出る時はカツラとゴーグルを着けている。

 ペドロ・カルデナス
 ロンゲ。二十代そこそこ。生まれつきホモ。マッサージ師。
 まだ十代の頃に、専門学校の授業の一環でダッブの暮らす施設を訪れた。卒業単位のための嫌々ながらの参加だったが、そこで出会ったダッブの知識の多さと思慮深さに感銘を受け、同時に惹かれていった。卒業後も友人関係を続けていたが、ある日ダメ元で告白してみたらあっさりと受け入れられた。
 若さも相まって性欲が強く、また豊かな想像力のおかげでたいがいの事に性的興奮を感じられる。そして早漏。攻めるのも好きだがマゾっ気も強い。一言で表すと変態。ただし本人にその自覚はなく、むしろ普通だと思っている。
 両耳に3個ずつ、口元に1つピアスを開けているが、よく(描き)忘れる。

 
 <2人のライフスタイル>

ペドロ ダッブ
・職業 マッサージ師 翻訳家
・居住地 中心部、職場近くの
独身向けアパートメント
中心部からは離れた
市街地の施設(個室あり)
・勤務地 ビジネス街のマッサージ屋 在宅(施設)
・就業時間 10:00〜22:00
(早番・遅番あり)
昼間、起きてる間
・休日 店は年中無休
週休2日で変動あり
特になし
(本人の裁量次第)

 ダッブの施設の面会時間が8時までのため、ペドロが遅番の日は基本的に会えません。入浴や食事の準備があるので、外出・外泊・外食は要予約。当日の変更でも施設側は気前よく受けてくれますが、迷惑をかけることに変わりはないのでダッブは嫌がります。ペドロのシフトが決まったら、ダッブと施設に連絡して予定を入れます。というわけで必然的に、2人の仲はバレバレです。別の言葉で言えば公認です。
 ペドロが早番の日に施設に迎えに来て、一緒に夕飯(だいたい外食)を食べ、ペドロの家に泊まって、休日の夜か次の日の出勤前に施設に送るのが基本。ダッブの入浴は昼食後〜夕食前なので、ペドロの仕事後に泊まりに行く日はもう入浴済み。
 連絡は施設の電話か、ダッブの自室のPCにメールをするか。確実なのは電話ですが、施設のものなので長時間は使えません。緊急、あるいは事務連絡向け。ダッブはメールの返信自体はマメにする方ですが、PCが付いてないとメールに気付けません。打つのにも時間がかかるので、くだらないメールとか送りにくい。ダッブの仕事中は、後回しにされます。長く話したいならスカイプ等のネットを使った通話が最善ですが、いずれにせよ施設の誰かの手を借りないと準備できません。
 会った時は、映画を見に行ったり買い物に行ったり食事をしたり散歩をしたり近場の観光地に行ったり、割と普通のカップルがやるようなことをやっています。部屋でダラダラするのもあり。でもどちらかというとペドロは外に出る方が好き。ダッブも、外出は疲れるけど嫌いじゃありません。色々な物を見るのが好き。せっかくの外出なので図書館や美術館にダッブは行きたいけど、ペドロは退屈そうなので遠慮してます。同じくペドロも、ディスコとかバーとかは、ダッブがうるさいの駄目でお酒も飲めないので遠慮してます。お互い色々な面でそれなりに遠慮してます。
 普段の食事は、ダッブは三食きっちり施設で栄養管理されたものを食べています。それ以外の時でも、自身の健康や介護する人の負担を考えて、糖分や脂肪分を控えて体重が一定に維持されるよう努めています。ペドロはほぼ外食オンリーで、朝は食べたり食べなかったり。ダッブが来ている時は、外にモーニングを食べに行ったり、家でシリアルに牛乳かけるくらいは出来ます。2人で外食する時にダッブはたいてい、ベジタリアン向けのメニューをさらに量を減らしてもらいます。ペドロは普通に一人前を食べます。ダッブが野菜だの動物性蛋白質だのうるさいので、ペドロも少しだけ食事に気をつける必要性を感じたりはしています。が、米人なので、フライドポテトを野菜と認識する程度の栄養観です。教育中。
 ペドロの部屋は1Kで、シャワー付きバスタブなし。キッチンはあるけど家で食事をしないので、ほとんど使われていません。基本土足ですが、ダッブがたびたび部屋を訪れるようになってから、カーペットをひいて土足禁止エリアにしています。座椅子もその時買いました。ダッブの部屋には、ベッドと服の入った引き出しと本棚と、PC卓があります。ベッドはほとんど地べたに付くくらい低く、ダッブが自力でよじ登れる高さにしてあります。その他色々工夫をして、何とかかんとかダッブが1人で色々出来るようにはなっていますが、基本的には誰かの介助が必要です。ダッブは正味で立って半畳寝て一畳の人なので、部屋の半分くらいは使われていません。
 セックスは、ペドロの部屋でします。ちょっとしたハグ、いちゃいちゃちゅーくらいはダッブの施設の共用部でも微笑ましく見守られていますが、それ以上の性行為は自室であっても暗に禁止されています。節度ある行動が入居者の義務で、ダッブも、自分が暮らす施設での立場、人間関係を円満なものに保ちたいので、人目をはばかるような行為は断固として拒否します。

 
 <時系列> 流れや年数等はだいたいの目安です。

・ダッブ、とある女性と結婚
 ↓ (1年未満)
・妻からの虐待が原因で離婚
・現在の施設に入所
 ↓ (数年)
・ペドロとダッブが出会う
 ↓ (1〜2年)
・ペドロ専門を卒業、社会人に
・ダッブとペドロのカップル成立
 ↓ (数年)
・???

 
 <幼なじみ達>

トーマス
 社会人になって再会した小学校の頃の担任と結婚、女児の父。ダッブとは今でもお互いに認める一番の友人同士。人の良さでペドロからも頼りにされており、よく相談に乗ってやっている。

キャメル
 大学の同級生と結婚。ダッブの離婚事件以来、彼に対してやや過保護気味で、新しい恋人のペドロに警戒している。持ち前の潔癖さと頑固さのせいで、最近、エイミーやポリーとはとは仲違いが多い。

エイミー&ポリー
 独身。2人で恋多き人生を謳歌している。ペドロとの仲を応援すると言いつつ、ダッブとは妙な親しさを見せるため、ペドロにとってはやや苦手な人物。服飾の販売員。将来の夢は自分たちの店を持つこと。

アレックス
 独身。遠方住まいのせいもあり、幼なじみグループからはやや身を引いている。ダッブとペドロの関係については最初拒絶を見せたが、最終的に否定も肯定もしないという形に落ち着いた。