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妹と、小鳥の話をした。

「あの小鳥はもうずっと彼処にいるのね」
「飛べないまま。歌えないまま」
「殺してしまえばいいのに」

「そうはいかない」
「大切な方から頂いた小鳥だからね」

「本当にそうかしら」
「愛しいからではなくて?」
「とても、可憐な小鳥だもの」
「嘴から毒を滴らせる、可愛い小鳥だわ」

「ああ、そうだね」
「お前の言う通りだ」
「喧しい小鳥の首など、折ってしまえばいい」

腕の中で、妹は蛇のように身体をくねらせた。
 



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