Princess & Maiden
・あらすじ
地下に追いやられ、肉親から虐待を受け続けるルディは、炎の夜、一人の少女と出会う。
髪を短く切り軍服に身を包む彼女は、男装のプリンセス、シェリー・エデルカイト=フォン=ホーゼンウルズ。
「お前は私の侍女になるのだよ」
否応なく連れられたベスルート城でルディは女装させられ、侍女として働くことになる。
初めて見る外の世界。城での華やかな生活、気まぐれで残酷な姫君、苛烈な性の目覚め、血なまぐさい陰謀、仕事の喜び――
運命に翻弄されながら懸命に生きる少年が、最後に選択するものとは。
です・ます調のやわらかい文体です。昔のおとぎ話や児童文学などの、すこし古めかしい感じ、そして訳文らしさを意識しています。
生い立ちのせいでほとんど無知な状態であるルディを主人公にしているため、ベルスート城や他のキャラクター達、世界観等の描写はていねいです。
先行していた外伝に比べて、登場人物も少なく、唐突な展開もないためか、“思っていたより読みやすい”という声は複数いただきました。
~目次~ 登場人物付きの目次はこちら→
開幕 6,000文字
第一幕 『一日』 18,000文字
第二幕 『傷』 15,000文字
第三幕 『石』『本』『香茶』 24,000文字
第四幕 『三日三晩』 29,000文字
第五幕 『来訪者』 30,000文字
第六幕 『母』『不在』 18,000文字
第七幕 『帰還』 31,000文字
第八幕 『願い』 23,000文字
第九幕 『髪』『町』『父』 39,000文字
第十幕 『ほこり』 22,000文字
第十一幕 『手』『話』 26,000文字
第十二幕 『痛み』『侍女』『死体』 12,600文字
最終幕 25,000文字 NEW
閉幕 2,700文字 NEW
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